探偵学園Q(たんていがくえんキュウ)は、原作亜樹直|天樹征丸・作画さとうふみやの漫画作品。2001年から2005年まで週刊少年マガジンで連載されたが、2007年7月に、連続ドラマ放映に伴い、特別連載として、復活を果たした。2003年から2004年には東京放送|TBSでアニメ化された。(詳細については、#テレビアニメ|テレビアニメを参照)2006年7月1日には、日本テレビ放送網|日本テレビ系列で2時間のテレビドラマが放送、2007年7月3日〜2007年9月11日まで同系列で連続ドラマとして放送された。(詳細については、#テレビドラマ|テレビドラマを参照。主演は神木隆之介、志田未来)
あらすじ
学校の勉強は苦手だが、推理に関しては稀代の才能を持つキュウは、世界一の探偵を目指すためD.D.S.(団探偵学園:Dan Detective School)に入学する。そこで出会った仲間と共に学園のトップクラス「Qクラス」に属し、学園での授業や課題、時には本物の事件解決に取り組み、学園長・団守彦の後継者を目指す。だが、団らが壊滅まで追い込んだはずの犯罪組織『冥王星』が再び暗躍し始め、彼らが起こす不可解犯罪へ次第に巻き込まれていく。ちなみに設定上、このストーリーは2001年4月から9月の期間が舞台となっている(なお、再連載版はそれから2、3年後の2003年か2004年)。また、天樹征丸の作品である『金田一少年の事件簿』と同じように、登場怪人名がつく事もある。
登場人物
・究(キュウ)(声:緒方恵美)
:主人公。中学3年生(1987年生まれ)。身長161cm、体重53kg、おひつじ座のO型。学校の勉強はまるでダメだが、推理力は高く、特に発想の柔軟さと観察眼の鋭さは際立っている。
・美南 恵(メグ:みなみ めぐみ)(声:桑島法子)
:中学3年生(1987年生まれ)。身長163cm、体重47kg、みずがめ座のA型。一度見たり聞いたりしたものは絶対忘れない「サヴァン症候群|瞬間記憶能力」の持ち主で、4歳の時に連続銀行強盗犯の顔を記憶して逮捕に貢献し、史上最年少で警視総監特別賞を授賞した過去を持つ。
・天草 流(リュウ:あまくさ りゅう)(声:遠近孝一)
:中学3年生(1987年生まれ)。身長166cm、体重50kg、さそり座のAB型。高等数学・物理学・英語など様々な分野に長けていて、アメリカの大学の入学資格を持つ「天才」。
・鳴沢 数馬(カズマ:なるさわ かずま)(声:川上とも子)
:小学5年生(1990年生まれ)。身長142cm、体重38kg、ふたご座のB型。総合財閥鳴沢産業社長・鳴沢卓馬の三男であり、7歳の時から数々の大ヒットゲームを世に送り出した天才ゲームプログラマー。
・遠山 金太郎(キンタ:とおやま きんたろう)(声:石川英郎)
:高校2年生(1983年生まれ)。身長180cm、体重70kg、いて座のO型。遠山景元|遠山の金さんの末裔。頭はそれほど良くないが、運の良さ・直感・運動能力・視力・嗅覚は抜群。「遠山流隠密術」という江戸時代から続く秘術を継承している。父は、警察幹部。
用語
・D.D.S.(Dan Detective School、団探偵学園)
:団守彦が創設した、探偵を養成する学校。法医学・暗号・格闘技・コンピュータなど様々なことを学ぶ。警察関係者や学生も通っており、平日は午後からの授業が多い。クラスはQ・A・B・C・Dの5つに分かれている。QクラスのQは「Qualified(資格を与えられた)」という意味で、団守彦が探偵業を始めた建物(棲龍館)を校舎として使い、団自身からも講義を受ける。ここの生徒であることを示すDDS手帳は警察手帳に匹敵するほどの効力を持つ。講師はDDCの探偵と兼業である場合がほとんど。またここの卒業生は一定期間DDCで働くことになっており、これは第一期生(七海・本郷・片桐)の時代から変わっていないと思われる。初代講師は団守彦と連城暁の2人であった。Qクラスは1人の後継者を選び出すというのが当初の目的であったが、団の警視庁特別公認探偵のメダルが5つに割れた偶然から5人全員が後継者になった。
・D.D.C.(Dan Detective Company、団探偵社)
:団守彦が創設した探偵社。DDSの上部組織。
・『冥王星』
:黒王百合華が編み出した理論を元に、キング・ハデスが創設した犯罪組織。団守彦とD.D.C.の宿敵。殺人を望む依頼者に犯罪計画を授けて殺人を実行させ、成功した場合は依頼者の全財産の半分を貰い受ける。その際、依頼者には「催眠術|後催眠」をかけ、計画が失敗した場合には組織のことが発覚しないようにする(具体的には自殺させたり精神を狂わせたりする)。ただしメンバー自身は直接犯行に手出ししては絶対にいけない(あくまで「頭脳集団である」ことを自負する)。メンバーは、必ず体のどこかに冥王星の形の入れ墨|刺青をいれており、これによりメンバーであることが認識されるが、上がメンバーとしての「品位」を持たぬと判断した者は容赦なく「処刑(殺害ではなく、強力な催眠術により自我を喪失させ廃人にする)」する。一度は団守彦と連城暁を中心とするD.D.C.によって壊滅に追い込まれたが、本拠地を知られずに済んだためしばらくの間潜伏活動を続け、復活した。
:幹部級のメンバーはみなギリシア神話の「ハーデース|ハデス(冥界の王)」や準惑星「冥王星」に関連した名前を持つ。「カロン」が冥王星(すなわちハデス)の衛星であったり、「ケルベロス」がハデスの忠犬である、あるいは「タナトス」はヘラクレスにしてやられるなど落ち度の多い死神である、など、名前のもつ意味が漫画内でのキャラクターをそのまま映し出したものとなっている。アニメオリジナルの「アヌビス」だけ、エジプト神話の死者の神となっている。
・警視庁特別公認探偵
:団守彦が有する警察官と同等の捜査権及び逮捕権を与えられた日本で唯一の称号。拳銃を携帯するなどが許されている(警視庁とあるが、東京以外の地域でも通用する)。
・国立能力開発研究所
:メグや三郎丸が通っていた、国立の研究所。表向きは天賦の才能を開花させる研究所だが、実は超能力者の発掘・養成所で、全国から優秀な子供を集めては超能力者を養成していた。実情は極めて不透明で、とある事件を契機に廃れ、閉鎖された。
・棲龍館
:九頭龍匠が設計した館。全部で9つあり、それぞれの館には龍生九子の名前がつけられている。そのうちの7番目の館がD.D.S.のQクラス校舎であり「睚眦(がいし)」に相当する。
・テスタ?ディ?ドラゴ
:九頭龍匠が制作した九つのヴァイオリン。内一つはヴァイオリニストの大御所、弓削雅臣が持っている。イタリア語で『龍の頭』の意味。
・紫雲龍
:九頭龍匠が制作した九つの陶器。内一つは陶芸家の娘、楠桜に作り残しこの作品に彼女へのメッセージを残した。二匹の龍が浮かび上がっている陶器。
特徴
この作品では、原作者である天樹征丸氏の方針で、同作者陣による前作『金田一少年の事件簿』にくらべて、各事件は「ヒントは○つ」の台詞とともにヒントが提示されるなど、「解き易く」しているとのことであるが、ストーリー性は非常に強く、刻々と描かれているQクラスの5人それぞれの成長は興味深い。特に、最も目覚しい変化を遂げているのがリュウである。しかし、順を追って読み進める際には、彼が変化していることには気づきにくい。後になってみて大きく変化していることに気づく。この変化の過程の自然な描かれ方が、作者陣のセンスの高さを伺わせるところである。またストーリー全体で大きな謎がいくつも散りばめられており、その謎を登場人物とともに追い求めることができる、というのがこの作品の最大の特徴である。この作品が都合上、連載を一時的に中断することもあったが、その際には「金田一少年の事件簿」が復活し、同作品の最新作が一時的に連載された。そのため、中断期間中にありながらも読者の大きな不満は生まずに済んだ。
[ 主な事件 ]
『冥王星』が絡んでいるもの、もしくは6話以上で語られた中編以上のもの。
テレビアニメ
2003年4月15日から2004年3月20日(一部地域除く)まで、TBS系列で放送されていた。全45話(一部地域では21話まで放送)。なお、CS放送のTBSチャンネルでも2007年3月の13:00から15:54に9話連続で5日間放送された。2003年9月までは、火曜18:55から19:24の放送だった(TBS製作のTVアニメとしては、1991年10月から1992年9月まで放送されていた「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」以来、およそ12年ぶりのゴールデンタイムの時間帯での放送)。しかし、裏番組である日本テレビ放送網|日本テレビの「伊東家の食卓」や、テレビ東京の「週刊ポケモン放送局」などに苦戦した結果、視聴率不振(平均3 - 6%)にあえいだ為、「ぴったんこカン・カン」を1時間枠として放送させることになり、2003年10月から土曜17:30〜18:00に移動。その時点でネット局のうちIBC岩手放送|IBC、東北放送|TBC、毎董
|J|Aw|MBS、中国放送|RCC、宮崎放送|MRTでは打ち切りとなり、また、放映続行局の中でも静岡放送|SBSなどでは深夜ローカル枠に移動となったが、打ち切り地域(と、次回まで間があった深夜ローカル枠移動地域)でも内容自体は「次回へ続く」だったものを無理矢理「最終話」にしたため、一部地域では非常に不自然な最終回として放送された。また、本当の最終回でも原作はまだ連載中であったため、「冥王星」やリュウの過去などのストーリーの全貌は明かされないまま、アニメオリジナルの結末で終了した。なお2003年12月から2004年3月の最終回までは地上波デジタル放送で16:9ハイビジョンサイズ版で放送されていた(TBS制作のアニメ作品では地上波ではデジタル放送でも16:9マスターを4:3左右カットするのが通例だが、『びんちょうタン』(MBSネット分のみ)と並ぶ極めて珍しい例で、TBS地上波でフルサイズ放映されたのは現時点で本作品のみである。なお、2007年4月以降のMBSおよび中部日本放送|CBC単独制作作品に関しては、TBSへ逆ネットする際ぁ
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